入試戦線 異状あり!?

2018年の中学受験は1月6日(土)の私立中を皮切りに、7日(日)の甲陵中、13日(土)の附属中と続きます。昨年までは「土曜附属、日曜甲陵」と受験し、翌週の真ん中に「附属→甲陵」と合格発表が行われていました。しかし今年は、附属の入試が1週間遅れるため受験生の動向が変化しそうです。◆甲陵を第一志望とする受験生は、迷わず7日の入試に臨みましょう。そして11日の合格発表をふまえ、13日の附属に挑むかどうか決めてください。つまり、併願は有効です。一方、附属を第一志望とする受験生にとって、甲陵の併願は現実的ではありません。甲陵の入学辞退の期限が、附属の合格発表前に設定されているからです。今年の中学入試は、近年定着してきた「附属・甲陵ダブル受験」が部分的にしか機能しません。その結果、併願者の相互乗り入れが抑制され「第一志望同士の争い」という構図が鮮明となりそうです。私立中の併願が脚光を浴びる可能性も高いでしょう。◆さあ、甲斐ゼミ【中学入試模試】の11月です。「本当に行きたい中学校の勉強にベストを尽くす」状況は変わっても、どうやら結論はシンプルです。(Kikuta)