年のはじめといえば、新年を祝う行事が目白押し。
元旦の初日の出からはじまり、お節料理を食べ、お雑煮でたるんだお腹を羽子板でシェイプアップ...いかにも典型的なお正月の風景ですね。
中でもお正月の風景といえば、初詣。
有名な神社仏閣には、毎年多くの参拝者が訪れます。
参拝するからには、ご利益を期待するところ。
例えば、サッと思い浮かぶご利益といえば
家内安全
無病息災
安産祈願
焼肉定食
交通安全
恋愛成就
そして、
学業成就と合格祈願。
…皆さんにとっては、ぜひとも神様を味方につけておきたいところでしょうね。
私が小学生のころ家族と京都へ行ったとき、あるお坊さんから聞いた話にこんなものがありました。
「神様仏様は必ずお願い事に耳を傾けてくれます。そしてこう言うのです『よしわかった。頑張って願いをきいてやろう。けど、私も頑張るからお前も頑張れよ。お前がやらないと力は貸せないよ』…単なる神頼みは聞いてくれません。結果が出るよう頑張っている姿をみて、神様仏様は力を貸してくれるんですね。」
なるほどそうか、なんて思ったものです。
結局、自分がしなければならないことは自分でやらなければならない。
誰かに頼るのではなくて、誰かが心配して手を差し伸べてくるくらいまで、自分がまず奮闘しなければならない。
…痛みなくして得られるものはない、ということなのでしょうか。
スピリチュアルなことはさておいても、奮闘のすえに突如として突破口が開かれるというのは、よくあることです。
ですから何か成果を期待するならば、まず自分から動き出しましょう。
いろいろ夢中で試行錯誤しているうちに、誰かがヒントをくれるかもしれません。
人ばかりでなく、視界を横切った犬や電車や、目に見えない風さえも、あるいはヒントになるかもしれません。(湯川秀樹、ニュートンあたりが例になるかと)
それこそが、夢中で頑張る人にしか与えられない最高のご利益なのかもしれませんね。
さて、初詣がすんだところで、教科書を1ページめくってみてください。
すべてのスタートはそこからです。
(稲葉)