それは一週間ほど前のこと。
令和元年関東甲信地方梅雨入り直後の6月9日。
当然のようにあいにくの空模様でしたが、ありがたいことに会場が開くころには雨脚も弱まり。
都留文科大学にはたくさんの生徒・保護者の皆様がご来場くださいました。

大盛況のうちに幕を閉じた郡内進学説明会。
ご来場の皆様にお願いしたアンケートにもたくさんの方が回答してくださり、感謝、感謝です!
その結果も少々踏まえながら、説明会の様子を第三部を中心に振り返ってみたいと思います。
残念ながら来られなかった方、必見です!
絶対に参考になる話があるはず。
少しでも雰囲気を味わってみてください!
それでは、郡内進学説明会 一挙振り返り!
越智の司会進行でお送りした当日のプログラムは↓このようになっていました。
◆第一部◆
・山梨県公立高校入試の概要(唐木)
・郡内高校合格ライン分析(外川)
◆第二部◆
・山梨県公立高校入試問題 教科別分析
(国語:後藤、社会:廣瀬、数学:池川、英語:阿部、理科:大濱)
◆第三部◆
・現役高校1年生が語る 志望校合格の極意(藤本)

↑ 第二部の様子。
◆◆◆
今回は第三部を完全再現。
事前に中学3年生に「高校生に聞いてみたいこと」のアンケートを取り、聞きたい人が多かった質問TOP5に現役高校1年の甲斐ゼミ生が答えてくれました!

出演してくれたのは以下の5名の高校生です。
花田創士朗 くん(吉田高校理数科1年・都留第一中出身)
村松 佑星 くん(吉田高校普通科1年・下吉田中出身)
萱沼 澪 さん (富士河口湖高校1年・河口湖南中出身)
臼井 結 さん (都留高校1年・上野原中出身)
竹延 咲良 さん(都留高校1年・上野原西中出身)
スクリーンに映し出された質問に、高校生が〇?形式で答えます。

こんな感じに札をあげます。
さらに一人一人に掘り下げた内容やエピソードなどを語ってもらいました!
では早速5つの質問と回答を見ていきましょう!
第5位 去年のこの時期に志望校は決まってた?
〇→2名
佑星 ・澪 「家からの距離や大学進学のことなどを考え、中1の頃から決めていました」
(二人とも同様の内容)
?→3名
創士朗「この時期はまだ普通科にして部活も頑張るか、理数科にして勉強一本で頑張るかを決めかねていて・・・夏期合宿で、自分が解けない問題をスラスラ解いていくすごい人たちと同じクラスになって一緒に勉強したことで刺激を受け、理数科に決めました」
結「オープンスクールに行ったり合宿に行ったり、色々な話を聞いてから少しずつ固まっていきました」
咲良「夏休み前の面談でF先生に泣かされてから・・・」
第4位 受験前にスマホの使用頻度は変わった?
?→1名
佑星「家庭の方針で中学生のうちはスマホを持たないと決めていたので。ゲームもあまりやらないし、特に不自由はなかったです」
〇→4名
創士朗「使いたいときときは帰宅してすぐの時間に使うようにして、寝る前は使わないと決めていました。せっかく勉強しても、寝る前にスマホを使って強い刺激を受けると記憶に残らなくて台無しだから」
澪「住んでいるといわれているほど毎日自習室に通い詰めていたので、塾に来たらすぐに先生にスマホを預け、勉強中は一切触れない・煩わされないようにしていました」
結「テスト前、教達検前、入試前1ヶ月半くらいは電源をずっと切っていて、全く使っていませんでした」
咲良「年が明けた1月に、インスタ、ツイッターなどのSNSやゲーム系アプリを全てアンインストールしました。残したのは最低限の連絡用のLINEだけ」
第3位 今、後悔していることはある?
?→3名
佑星 ・創士朗「やるべきことはすべてやったと思える」(二人とも同様の内容)
咲良「勉強が大嫌いな私が、よくあそこまで頑張ったと思う!だから後悔はありません」
〇→2名
澪「もっと早い時期から受験勉強に取り組めばよかったと後悔しています・・・」
結「英数国を中心に勉強し、理社の暗記は直前に・・・と考えていたら間に合わなくなりました。理社練成のテキストを使った暗記をもっと早くから始めればよかったです・・・」
第2位 受験勉強をやる気になったきっかけはある?
?→1名
佑星「勉強は好きではないけど、やる気があるとかないとかに関わらず、嫌でもやらなければならないと考えているから、やるべきことをずっとこなし続けていたら受験を乗り越えていたという感じ」
〇→4名
全員「夏期合宿!!!」
「辛かったけど楽しかった。周りから刺激を受けた」
第1位 「これはやって良かった」という具体的な勉強法はある?
〇→全員
創士朗「基本問題に徹底して取り組むことと、模試の直しをすぐやること。基礎をおろそかにして応用問題ばかりに手を付けていてもいつか壁にぶつかるときがくると思うので、基礎を大事にすることで結果的に力がついてきました。また、毎月の模試を受けたらすぐに自己採点をして、その日のうちに間違えた問題を解き直したり、わからなかったところを調べることで、苦手をつぶすことができました」
佑星「『45分間の集中』です。実際の入試や教達検が1教科45分なので、その45分間に集中力を発揮できるように訓練しました。45分は水も飲まずにとにかく集中して勉強。その後10分休憩、また45分勉強…というのを繰り返しました」
澪「切り替えを大事にすることです。毎日自習室に通い、前述のようにスマホも預けて集中できる学習環境に身を置いて、勉強するときと休む時のメリハリをつけていました。」
結「『付箋ノート』です。授業中に普通にノートを取りますが、それに加えて、先生が話したポイントや、自分がわからなかった問題の解き方などを大きめの付箋にメモするようにしていました。その付箋を1冊のノートに貼り付けていくことで、オリジナルのポイントまとめノートができあがり、テスト前にはそれを見返すようにしていました」

咲良「学習のプランニングです。限られた時間の中でいろいろなことに手を出しすぎて、結局頭に入っていない…という失敗から、その日にやることをきちんと計画立てるようにしました。毎日のように自習室を利用していましたが、来る前に『今日はこれとこれをやる』と決めて、それが終わるまでは帰りませんでした」
◆◆◆
いかがでしたか?
スマホの使い方や勉強法など、すぐに真似できるものもたくさんあったと思います。自分に合った方法をぜひ取り入れてみてください。
創士朗くんの効率の良さ、佑星くんのストイックさ、結さんの創意工夫、澪さんや咲良さんの自習室の利用法など、先輩の良いところを見習って、受験を乗り越えていきましょう!
高校生の皆さん、ありがとうございました!
この第三部については、アンケートでもたくさんの反響がありました。
・スマホの使い方を見直そうと思いました。(河口湖教室生徒)
・基礎をしっかり身につけることが大切だと分かったので実践したいです。(富士吉田教室生徒)
・先輩の方法をたくさんマネしようと思います。(上野原教室生徒)
・「45分間の集中」という先輩の言葉がすばらしいと感銘を受けました。(都留教室保護者)
・・・こちらはそのごく一部です。
また、第一部や第二部についてもありがたいお言葉をたくさん頂戴いたしました。
第二部では各教科の勉強法もご紹介いたしましたので、さっそく実践するといった声も。
そして実際に、もう始めている生徒もいるんです!
以下は河口湖教室の教室情報ブログからの引用(一部抜粋・改変あり)です。
↓↓↓
まずは、これを見てください。

これは、新聞のコラムを切り取り、
?わからない用語を調べる
?要約する
?感想・意見を書く
を行っているノートです。実はこれ、郡内進学説明会でお勧めされた勉強法なんです。
注目点は、日付けです。
2019.6.9?2019.6.12とありますね?
この生徒は、進学説明会で得た情報をその日から実践しているということです。
変わりゆく最新の入試に対応するために必要な「語彙力・内容理解力・記述力」を高めるためにお勧めしたのが写真にあった新聞コラムを活用した勉強法です。入試直前に始めても効果は出ません。すぐに力が付くものではありません。だからこそ、ぜひ今から始めてください。
以上引用でした!
やってみようかな・・・と思いつつ、まだ始めていない人、たくさんいますよね?
富士吉田教室にはさっそくスマホを預けた生徒もいたようです。
あの時はスマホの利用を減らそうと思ったのに、結局変わっていない人、たくさんいますよね?
もうすでに一歩を踏み出している生徒もいるんです。
変わるのは今ですよ!
コノ波ニ乗レ!!!
↑合宿所の教室にて。上野原教室から参加した昨年の中3生です。
(後藤)