幸福の象徴  ”swallow”

こんにちは、梅雨入りし雨の日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか。

私が担当する東教室の玄関先には5月頃からツバメが巣をつくり、ヒナを育てていました。親鳥が何度も行き来してエサを運び、その度に元気なヒナの鳴き声が聞こえていました。しかし、なんとつい先日巣を見ると、ヒナたちが巣立っていることに気づきました。どうやら6月のこの時期はツバメのヒナが巣立ちを迎えるピークだそうです。

皆さんはツバメというと何を思い浮かべますか?日本では『春の使者』や『幸福の象徴』、ヨーロッパでは『安全の象徴』、中国でも良い方向へ物事を導いてくれるものと考えられています。

私はツバメといったら、オスカーワイルド作 “The Happy Prince”(幸福の王子)が頭に浮かびます。私が人生で初めて手にした英語の絵本です。幸福の王子とツバメの切なく、でも最後は心が温かくなる物語です。

~絵本より一部抜粋~

The Happy Prince looked so sad that the little swallow was sad, too.”It is very cold here.” he said. “But I will stay with you for one night and do as you ask.” “Thank you, little swallow”, said the statue.

幸福の王子がとても悲しそうだったので、その小さなツバメも悲しかったのです。「ここはとても寒い。」とツバメは言いました。「でも一夜の間君のところにいて君の頼む通りにするよ。」「ありがとう、小さなツバメくん。」と像は言いました。

“The Happy Prince”にこのような一節がありました。文法的には中学レベルで単語も易しいものばかりです。英語を学習する時に、いきなり難しい英文を読むのは抵抗がありますよね。しかしこの抜粋した一節のように、絵本は子どもから大人まで親しむことができるような英語で書かれているのです。好きな絵本を手に取り、英語に触れてみてはいかがですか?(^^)

甲斐ゼミナールのSMARTreeは『聞く』『話す』だけでなく、英単語を書いたり、物語を読んだりもします。その中には皆さんご存知の”The Great Big Turnip”(大きなかぶ)も登場しますよ。

1回50分のレッスンを1か月、半年、1年と積み重ねていくと「いつの間にこんな単語を覚えたの?!」と驚かされることが多々あります。あなたもぜひお近くの教室で体験してみませんか。

ちなみに・・・

『ツバメ』は英語で”swallow”と言いますが、『飲み込む』という意味もあります。ツバメがエサを飲み込むように食べている姿から連想されているのでは・・・という説もあります。英単語は1つの単語に対して複数の意味があるものがたくさんあります。奥が深いですね。

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