Nizi Project★

こんにちは。暑い夏が続いていますが、みなさんどのようにお過ごしですか?久しぶりのブログの更新は、最近話題の〝Nizi Project”について取り上げます。

〝Nizi Project” とは、2020年秋デビュー〝Nizi U”結成までのオーディションに密着した、韓国のJYPエンターテイメントとソニーミュージックによる、ガールズグループ結成プロジェクトです。

JYPエンターテイメントの社長であるJ.Y.Parkさんは、一人一人の個性を大切にしているため、メンバーそれぞれの色彩が重なり、美しい光を放つ「虹」のようなグループを育成したいという想いから、〝Nizi Project”と名付けたそうです。

今回、私がこのプロジェクトに魅了された理由は、J.Y.Parkさんがオーディションの最中に応募者にかけていた言葉に感銘を受けたことです。

参加メンバーは、「歌」「ダンス」「スター性」「人柄」を評価してもらうために様々なパフォーマンスを披露します。10人の応募者がいれば、当然、10人それぞれが置かれている環境も、重ねてきた努力も、個性も異なります。その一人一人をしっかりと見ようとしているJ.Y.Parkさんが、この二人にかけた言葉が私にはとても印象的でした。

まず一人目は、リマさんこと、横井里菜さん。

彼女のお父さんはラッパーとして活躍し、お母さんは、モデルとして活躍。オーディションの際、ダンスも歌も十分な実力を発揮したにも関わらず、とても不安そうな彼女に対し、J.Y.Parkさんはとても温かい言葉をかけていました。

J.Y.Park : Your English pronounciation is amazing. You have the ability to act and control your expressions. But you seemed like someone who wanted to prove they had something. All you have to do is just being yourself.  ( あなたの発音は素晴らしいです。感情を表現する能力まで持っているのに、今のあなたは、何かを証明しなければならない人のようです。今、あなたがすべきことは、肩の力を抜いて、ただ、あなた自身でいることです。)

これに対し、リマさんは、

「私はお父さんがラッパーで、お母さんはモデルです。だからと言って私がすごいわけでもないですし、もっと頑張っていきたいと思いました。」

と返答しました。恵まれた環境に甘んじることなく、ストイックに努力を重ねる彼女の姿にも、また、感銘を受けました。

二人目に紹介したいのは、アメリカ・ワシントン州出身のヒルマン・ニナさん。彼女は、16歳にして英語・日本語・韓国語の3か国語を話すことができるトリリンガル。日本の学校に通い始めたとき、日本語の読み書きができず、悔しい思いをしたため、必死で勉強したそうです。

J.Y.Park「あなたは自分で思うにどのくらい謙虚だと思いますか。」

ニナさん「自分自身を理解しようとしています。なぜかというと、自分自身を理解しないと周りの人にも迷惑をかけてしまいますし、私を頼りにしないと思うからです。」

そう答えたニナさんに対し、J.Y.Parkさんは最後に、

〝You have  a totally star. がんばってください。”

と声をかけた。

2人の英語と日本語と韓国語をまじえた会話は、どの会話も、美しく、印象に残ります。

Nizi Projectを通して、英語は人と人とを結ぶ言語であるということを再認識しました。国籍を問わず、英語を通して多くの人と出会い、意思疎通をしていきたいと感じます。