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名司会者は名セッター

面接討論

小6日特の最終回は「親子模擬面接」です。附属中コースでは集団面接の後にディスカッションを行いました。(写真は北口本部教室 面接・討論会場)討論のテーマは「組み立て体操」。ピラミッドやタワーなどの大掛かりな演技は運動会の花形ですが、児童の中でけが人続出という報道を受け、それらを規制する動きもあります。受験生には「当事者」として活発な意見を期待しました。◆今回浮き彫りになったのは「司会者の役割」です。最高評価の議論が展開された2グループは参加者全員が次々と考えを述べ、途中で助言するどころか「ずっと続きを見ていたい」と思わせるレベルでした。成功の要因のひとつは「司会者の問題提起力」にあります。◆「何か意見はありませんか?」と漠然と意見を待つ司会者が多い中、この2グループは「演技の安全性を高めるために、運動会当日にどのような工夫ができますか?」「組体操が保護者に高く支持されている理由は何でしょう?」「大技に頼らない場合、具体的にどのような演技が考えられますか?」など、質問の意図が明確でした。その“トス”を受けてメンバーは次々とスパイクを打ち込む・・・。つまり、集団討論における良き司会者は、バレーボールにおける“名セッター”の役割を果たしていたのです。◆司会を経験したことがない人は、是非挑戦してみませんか?そのラストチャンスが、冬期講習【附属中合格クラス】です。甲斐ゼミナールから“受験生へのトス”は、その精度をさらに高めていきます。(Kikuta)