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小6夏期合宿【SDGs探究学習】レポート

      ’        合宿体験記の裏側に記されたメッセージ(小6男子)

 

 中学受験対策の第一弾「夏期合宿」の全日程が終了しました。受験生のみなさん、保護者のみなさん、そしてスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。◆今年で3年目の「SDGs探究学習」ですが、今回は特別講義をお届けしました。SDGsへの取り組みが日常化しつつある今、その目標を設定した国際連合の側にいた人がその本質を語る・・・。こんな機会はめったにありません。リモート講義を担当して頂いた天川明香先生に、この場を借りて御礼申し上げます。天川先生は甲州市出身で、甲斐ゼミナールの元塾生でもあります。山梨英和中・高を経て大学に進学後、国際政治の舞台で活躍されています。専門は「アフリカの安全保障」で、そのライフワークが色濃く反映されたのが上のスライドです。◆アフリカ・サヘル地域に位置するニジェールは、気候変動と食糧不足、治安悪化と難民増加など深刻な課題に直面しており、それぞれの課題が互いに悪影響を及ぼしています。複雑に絡み合ったこれらの課題を解決するためには、17のゴールを結びつけて総合的に取り組むことが必要です。講義動画を見て、色鮮やかなSDGsのリング(輪)は、アフリカ社会の「負のスパイラル」を断ち切る刃になり得ると実感しました。子どもたちはその後、作文構成のレクチャーを受けて意見交換会へ。新聞を広げて友達に説明する姿が頼もしい限りです。◆12歳の感受性豊かな心に、今回の学習はどのように映ったのでしょうか。そして彼らは今後どのように考え、どのような行動を取るのでしょうか。その答えは今は分かりません。しかし、一人ひとりの合宿体験記を読みながら、子どもたちの人生の角度は確実に上向いたとの手応えを感じています。この日、西の空に現れた虹は、より良い世界への架け橋かもしれません。2030年、小学6年生は21歳になります。(Kikuta)

                甲斐ゼミナール 北口本部教室 屋上から撮影

       

安心して学習できる環境づくりを

    夏期合宿を開催している北口本部教室の学習環境についてご説明します。建物最大の特徴は、各フロアに設置された「排煙扉と非常口」です。長い廊下の両側に設置されているため風の通りが非常に良く「吹き抜け換気」のような状態です。取り込まれた外気は廊下から教室内に入り、扇風機による排気でその効果を高めています。また、検温や消毒、個別指導やディスカッションにおけるフェイスシールド、十分な机の間隔も確保しておりますのでご安心ください。なお、甲斐ゼミナール職員はスマホに「健康チェックアプリ」をインストールし、体調の確認と報告を毎朝行っています。本日は、ガイドラインだけでは伝わりにくい部分を写真にてご紹介しました。子どもたちの健闘は今日も続きます。(Kikuta)