月別アーカイブ: 2020年12月

環境大臣賞に輝く作品をご紹介します。 

 第64回学校芸術サイエンスコンクール(旺文社主催)において、根津琴子さん(駿台甲府小6年・北口本部教室在籍)が特別賞の「環境大臣賞」に選ばれました。おめでとうございます。テーマは「STOP温暖化」迫りくる熱波の中、野生動物たちが斬新な色彩と構図のもと配置されています。その愛くるしさが逆に胸に響く作品に仕上がりました。「動物たちの涙が一番大切な点です。私としてはパンダが最も気に入っています。」ご本人のコメントです。◆温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするという「カーボンニュートラル宣言」が発表された2020年。SDGs(持続可能な開発目標)達成のリミットとされる2030年。そして脱炭素社会の実現目標は2050年・・・。1945年を軸として戦前・戦後の概念があるように、今年は大きな分岐点となりました。目に見えない敵との戦いの中で、子どもたちの輝く個性は何よりの希望です。◆受験での躍進はもちろん、スポーツ・芸術・社会活動など、甲斐ゼミ生の様々な活躍をお伝えしていきます。(Kikuta)

AI社会と私たちの未来

 AI(人工知能)の発達で変わる職業、社会、生き方。避けては通れないテーマに小学生が挑みました。熱弁をふるう小さな論客と聞き入る聴衆、議論の行方を見守る先輩たち。実はこの日、16人もの甲陵生が駆けつけてくれました。1年前は同じ場所で同じように椅子を囲んでいた中学生たちは「何だか初心に戻る感じがします」と言いつつ、緊張気味の後輩に的確な助言をしてくれました。定期試験前の貴重な時間、ありがとうございました。◆話題は再びAI社会について。残念ながら議論はなかなか深まりませんでした。その主な理由は知識不足です。甲陵中の集団討論のテーマはこれまで、地域や学校における日常生活が中心でした。しかし近年は、科学技術の発展や環境と開発など、広く社会に目を向けた題材が主流となっています。いわゆる「ソーシャル・ジレンマ」の処方箋には、本物の総合力が問われます。◆今後の模擬面接と冬期講習では、その傾向に沿った出題を行います。アンテナの感度を高めながら、特別な師走を乗り切りましょう。(Kikuta)