中学入試模試が問うもの

2016%e5%85%a5%e8%a9%a6%e6%a8%a1%e8%a9%a6%e5%85%a5%e8%a9%a6%e6%a8%a1%e8%a9%a6-%e5%95%8f%e9%a1%8c

駿台中・学院中・英和中の【中学入試模試】を11月6日(日)に実施しました。(附属中・甲陵中は20日)写真は午前中の第5会場の様子。日頃鍛えた入試問題への「対応力」を磨いているところです。 ◆今回、ユニークな作図の問題がありました。それは「明石海峡大橋」の位置を書き込むというものです。日頃から地図帳を使って知識の定着と関連付けを意識している受験生は、本州・四国連絡橋の3ルートや淡路島に加え、明石市を通る日本標準時子午線や神戸市のポートアイランドに至るまで位置情報として理解していることでしょう。学習の習慣とは時間の確保だけでなく「良い取り組みの日常化」を指すのです。◆2016年は熊本や鳥取の地震に加え、台風の上陸や火山の噴火など自然災害が相次ぎました。今だ復興半ばの地域も数多くあります。また、1995年の「阪神・淡路大震災」の震源地はこの明石海峡の真下にあります。子どもたちは気が付いているでしょうか。保護者の皆様、ご家庭で是非そのことを話し合ってみてください。被災地に思いを馳せることは、他者への配慮を尊ぶ「利他の心」を育む土壌となるはずです。(Kikuta)