1人ひとりの未来を大切に

                  2021年8月31日付 山梨日日新聞より

 山梨日日新聞の特集記事の中で、甲斐ゼミナールの理念と実践を紹介して頂きました。新聞を広げて議論する小学生の姿が何とも頼もしい限りです。☘️ 1990年代、民間企業の文化・社会活動が注目を集めました。いわゆる「メセナ活動」です。法人名を冠したコンサートホールの建設や芸術祭などが次々と報道され ”メセナ狂騒曲” のような状況が生まれました。しかしその動きはバブル崩壊で一気に沈静化。企業のボランティア活動の多くが景気後退で中止となり「慈善か偽善か」という論争まで起こりました。ネーミングライツという形でその痕跡が残っているものの、メセナ活動は一過性のブームに終わった感が否めません。記事の中で「言葉の独り歩き」と表現したのはSDGsがメセナと同じ経路を辿ることを危惧したからです。☘️ 甲斐ゼミナール「SDGs探究学習」は今年3年目を迎えました。中学生を対象とした2019年は、SDGs探究学習の先進校である静岡県の星稜中学校から佐野北斗先生に。2020年は、山梨日日新聞社NIE担当の樋口幸徳さんにそれぞれご協力を賜りました。そして2021年は、国際政治の分野で活躍されている天川明香さんの特別講義。実は2022年に向けての準備も始まっています。甲斐ゼミナールの探究学習は、SDGs啓蒙活動を軸とした“持続可能な学習“です。日頃の「SDGsニュースノート」も並行して頑張りましょう。なお、SDGs作文コンテストの上位入賞者は、甲府南高理数科・甲府一高探求科・甲陵中・附属中・学院中スカラシップなど、全員が第一志望校に合格しています。☘️ 甲斐ゼミナール創立は1974年。「1人ひとりを大切に」という指針のもと長年、学習指導を行ってきました。2015年に国際連合で採択されたSDGsには「誰ひとり取り残さない」という基本理念があります。企業として当たり前のことを当たり前に、そして学習塾として独自の視点から、独自のSDGs活動を続けていきます。(Kikuta)