🟦 小6夏期合宿3日目

                「共に成長を楽しもう」

 約200名の合宿体験記の中で、最も多くの声が寄せられたのが「友達ができて良かった」という点でした。この事実は逆に、受験する児童が小学校では少数派であり、日頃から心細い思いを抱えている子も少なくないことを示しています。参加者の中には同じ小学校の友達が一人もいないケースもあります。知り合いもいない、宿泊は一人部屋、それでだけでも不安は大きいはずです。しかし・・・。🔹開会式の時には緊張気味だった顔が、閉会式では全く違う顔になっている子がたくさんいました。スクリーン上に自分たちが出ると体を揺すりながらゲラゲラ笑い、保護者のお迎えが先に来た子には、手を振って別れを惜しむ。そんな光景があちこちで見られたのです。🔹受験勉強は基本的に孤独なもの。みんなと一緒に勉強する時間よりも、自分だけでテキストに向き合う時間の方が圧倒的に長いはずです。だからこそ、たとえライバルであっても「仲間」として価値観を共有できる。そのようなしなやかさがこの3日間で身についたのなら、これ以上の成果はありません。夏期合宿のスローガン「共に成長を楽しもう」は「友と成長を楽しもう」とも言えます。🔹それぞれの課題・目標・夢に向かって、その歩みが一気に加速する12歳の夏です。(Kikuta)